2010-11-02

メゾン・ド・ヒミコ

メゾン・ド・ヒミコ(2005)
★★★☆☆
監督:犬童一心
脚本:渡辺あや
CAST:オダギリジョー、柴崎コウ、田中泯


ゲイのための老人ホーム「メゾン・ド・ヒミコ」。
それはサオリの父親ヒミコが設立したもの。
ある日父親の愛人春彦が、先の長くないヒミコへの顔合わせの口実に、メゾンでの日給バイトを持ちかける。
サオリは借金返済のためもあり、破格の日給にチラつかせられメゾン・ド・ヒミコへ向かう。

「ジョセと~」の監督×脚本とあって期待してたけど、ところどころなんかしっくりこない。
まず春彦とヒミコが愛人だっていう雰囲気がよくわからなかったのだけど。
演技はすばらしかったけど愛人関係というそれを感じさせる描写が少ない。
あとセリフが好きでない。

でもただもうオダジョーがかっこよすぎて・・・哀愁漂う演技がすばらしかった・・・!

メゾンドヒミコの洗練された日常。海の小波が聞こえ、イベント事はみんなで準備して催し(お盆にベランダで歌うシーンがすてきだった!)、それぞれの部屋は壁紙からベッドまで懲りすぎていてかわいい!(ディズニーのキャラクターのお家の内装みたい。)
住人たちは好きな服、メイク、趣味を全うする。
サオリはゲイを嫌悪する反面、キラキラした毎日を送る彼ら(彼女ら)が疎ましかったんだろうな。

サオリのゲイに対する気持ちは少し変わったんだろうけど、父親に対する気持ちはやっぱり変わらなったと思う。許せないし、悔しい。
春彦との関係はどうなるんでしょうね。両親と同じようなかんじになるんでしょうか。

以下ネタバレ








春彦は男以外で初めて純粋に女性のサオリを抱きたくなった。けどできなかった。
サオリのそのもやもやを細川にぶつけた。けど最後までできなかった。
体が、気持ちが受け付けないセ ッ クスの対比。
バス停でサオリが涙流したところ、春彦の、自分の不甲斐無さにぶわってきたんだと思う。


それからひとコマひとコマのカットがとてもきれい。
最後のシーンは大好きです。。。。!これだけで★5こつけたくなっちゃうけど、、、やっぱり3つ。


それにしても柴崎コウってムスっとしたヒロイン演じるの定番化してるねぇ。

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